女性の「学ぶ・働く・生きる」応援フェスタを開催しました。
2月24日(日)、東京ウィメンズプラザ・ホールにて、男女共同参画センター、大学、民間団体など、さまざまな主体の連携による女性のキャリア形成のための「学び直し」をテーマに、基調講演やパネルディスカッション、ポスターセッションを行いました。
本事業は文部科学省平成30年度「男女共同参画の学び・キャリア形成支援事業」として実施したものです。
主催者あいさつ
文部科学省総合教育政策局長 清水明
政府では人生100年時代やソサエティ5.0の到来を見据えて、あらゆる人が活躍できる社会を目指した「人づくり革命」が進められています。文部科学省では、女性の一層の活躍を目指し、だれもが生涯にわたって学び続け、チャレンジできる機会の確保に向けてリカレント教育の拡充に力を入れています。学びを通じた女性のキャリア形成の仕組みづくりに取組んでいる皆様が一堂に会し、課題を共有し、取組みの推進を図る機会としていただくことはとても意義深いことです。同じような立場で取組んでいる皆様が今後の活動の発展につなげていただきたいと思います。
基調講演
ジャーナリスト・昭和女子大学現代ビジネス研究所研究員 治部れんげさん
「女性のキャリア形成のための『学び直し』と地域連携」
●「学び直し」の重要性
教育と労働の接続は、先進国、途上国を問わず国際的に大きな課題になっています。デジタル化の進展によって、デジタルデバイドが男女間格差を拡大するのではないかという懸念も持たれているところであり、格差を埋めていくためにも、生涯学習の重要性は日本だけでなく各国で議論されています。人生100年時代と言われますが、同年齢でも体力など個人差が大きいのは事実。でも、年を重ねても社会に必要とされる人材であり続けるためには、学び直しが重要になってきています。
●ニーズに合ったプログラムの提供
女性と一口にいっても状況は多様で、学ぶ目的も違っています。それぞれのライフステージ、キャリアステージによって、ニーズに合ったプログラムの提供が重要です。
●学びのツールの多様化
学びのあり方、ツールも多様化しています。社会人向け大学院が増えていますし、オンライン教育も盛んになってきています。プログラムを企画するときには、e-ラーニングも含めて他のどんなプログラムと比較されるかを意識するとよいでしょう。
●学びの提供側が注意すべきこと
プログラムの提供者は、目的をはっきりさせることが大切です。企画立案時にKPIを考えておきましょう。目的が再就職なのか、社会参加なのか、この二つはよく似ていますが実は大きく違います。何を重視するのかによって、企画の内容もKPIも違ってくるはずです。パワーポイントにお示しした、企画立案のチェックリストを参考にしてください。
●最後に
学びたい人は増えています。身近な場で学べる機会、学ぶ時間、学びと就業の接続、自己肯定感の向上、履歴書に書ける経験など、求められているのは何なのか、そして、大学、男女共同参画センター、民間団体、自治体など、それぞれが何ができるのか、じっくり検討してください。
事例研究成果報告
全国女性会館協議会常任理事 埼玉県男女共同参画推進センターコーディネーター 瀬山紀子さん
ポスターセッション参加団体一覧
女性の活躍や、学び直し、就労を支援している団体など全国各地の10団体の活動をポスター等の掲示で紹介しました。
- 公益財団法人せんだい男女共同参画財団(» PDF )
- 学校法人日本女子大学リカレント教育課程(» PDF )
- 国立大学法人富山大学男女共同参画推進室(» PDF )
- 大阪市男女いきいき財団・大阪市立大学・株式会社アクセプト(» PDF )
- 認定NPO法人女性と子ども支援センター ウィメンズネットこうべ(» PDF )
- 公益財団法人日本女性学習財団(» PDF )
- NPO法人浜松男女共同参画推進協会(» PDF )
- 公立大学法人福岡女子大学(» PDF )
- 公益財団法人さっぽろ青少年女性活動協会(» PDF )
- NPO法人男女共同参画フォーラムしずおか(» PDF )
パネルディスカッション
「女性のキャリア支援の仕組みづくり」
今年度、「女性の学びとキャリア形成・再就職支援を一体的に行う仕組みづくりに関するモデルを構築するための実証事業」を実施している4団体からの報告を中心に、パネルディスカッションを行いました。
コーディネーター | 埼玉学園大学准教授 杉浦浩美さん |
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登壇者 | 国立大学法人富山大学男女共同参画推進室コーディネーター 佐藤杏子さん » 富山の事例ページはこちら |
一般財団法人大阪市男女共同参画のまち創生協会企画調整課長 沢田薫さん » 大阪の事例ページはこちら |
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学校法人日本女子大学通信教育・生涯学習事務部生涯学習課リカレント教育課程担当課長 茂木知子さん » 東京の事例ページはこちら |
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公益財団法人せんだい男女共同参画財団 仙台市母子家庭相談支援センター長 行場麻衣子さん » 仙台の事例ページはこちら |